ソーシャルレンディングのメリット

ネット上の融資仲介業者を通して個人間でお金の貸し借りを行なうサービス、ソーシャルレンディング。お金を借りる方をボロワー、貸す側をレンダーというのはご存知かもしれませんが、それぞれの立場におけるメリットとデメリットがありますので、それを確認してから利用の有無を決めても遅くはないですよ。

ソーシャルレンディングのメリットとは

◆ボロワーのメリット
消費者金融や銀行、クレジットカードのキャッシング枠を利用してのキャッシングよりも、明らかに低金利で借りられる可能性の高いソーシャルレンディングです。また、一般の金融機関ですと、借入金額の違いで金利が違ってきますが、ソーシャルレンディングはそのような仕組みになっていません。レンダーが見つかれば借入金額に関係なく低金利で借りられるのです。

◆レンダーのメリット
ただただお金を貸すというよりも、貸出先である個人によってはお金を借りる理由が異なりますので、投資の幅を広げることができます。返済能力が高いボロワー、又は返済しやすい理由で借りる人に貸せば、簡単に資金回収ができます。

ソーシャルレンディングのデメリット

▼ボロワーのデメリット
ソーシャルレンディングの主な取引システムは、ネットオークションです。ですから必ずレンダーが見つかるとは限りませんし、レンダーが少ないと金利が下がりにくい傾向にあります。需要と供給の程度で低金利になったり、逆に高金利になったりするわけですから、金利という面で不安要素があるのは確かです。

▼レンダーのデメリット
ボロワーによっては、返済の確実性がかなり不透明と言わざるを得ません。金利を高くしてもリスクが金利に見合わない時がありますので、元本割れという事態に陥る可能性があります。また、流動性は高くありませんから、貸出したものの配当を含む返済までの期間が長引く可能性、または貸出自体ができない期間もあるでしょう。そうなると、投資としての機能を果たさなくなります。

以上、ソーシャルレンディングの主なメリットとデメリットを挙げてみましたが、確実性・信頼性という面で少し不安がありますよね。相手が大手の金融機関だと安心感がある理由が何となくわかったのでは・・・？とりあえず、こういうお金の借り方があり、投資法があるということを頭に入れておきましょう。