クレジットカード審査が以前より厳しくなったというのは本当ですか？
私はクレジットカードを5枚持っていて、しかも収入が不安定な請負業務で生計を立てているのにも関わらず、クレジット審査に落ちたことはありません。しかし、クレジットカード審査が通らず悩んでいる人が増えていると聞きました。最近、クレジットカード審査が以前より厳しくなったというのは本当ですか？
クレジット会社が軒並み減益になったことが影響しているようです
これまでのクレジットカードの金利に関する流れをご紹介し、今のクレジット会社の現状を把握したいと思います。
2010年以前はグレーゾーン金利という問題があったのはご存知でしょうか？これは利息制限法と出資法が定める上限金利が異なり、キャッシング利用者は最大で２９．２％の金利で現金融資を受けていたのです。
しかし、２０１０年にグレーゾーン金利は撤廃され、最大金利は２０．０％となりました。もちろん、クレジット会社もこの問題に直面しました。それまでは、クレジットカードのキャッシング枠の金利を２９．２％に設定、リボ払いも同金利に設定していました。
しかし、法律改正となれば金利を引き下げる以外の選択肢はなく、仕方なく２０．０％以下の金利としました。設定金利が下がれば当然収入が下がり利益減少となりますよね。となると、どんな点に影響が出てくるかと言いますと、①優良顧客だけにお金を貸す。②ポイント還元率の改悪。この２点が大きな影響として表面化したわけです。
①の優良顧客だけにお金を貸す、に関してですが、金利が下がった分何が何でも返済してもらわなければ、さらなる利益減額となります。ですから、審査時により優良顧客と言える人だけ選び抜き審査しているということ、つまり、結果的に審査のハードルが上がったと言わざるを得ません。
ちなみに、審査時に厳しくしたのは、すでにキャッシングやカードローンによる借入の多い人を対象としているようです。ですから、普通に仕事をしてある程度の安定した収入がある人は、審査が厳しくなったと感じることはないと思われます。
②のポイント還元率の改悪ですが、結局会社の節約ですよ。収益が下がった分どこかで節約しなければなりませんから、顧客に対するサービスを変更せざるを得なかったのです。還元率が悪いとクレジットカードを使いたくなくなりますが、それも仕方ないことですよね。
ですから、クレジットカードやキャッシング全般に言えることですが、仕事をしていないのにお金だけ借りたいというのは、ちょっと腹の虫が良すぎるということ。最低限の収入を得ることから始めましょう。
（⇒無職の方はキャッシング申込可能？）
