過払い金問題について

一昔前、消費者金融業界で大きな問題となったカバライキン問題。カバライキンとは過払い金のことで、グレーゾーン金利が問題の根源にあり、そのおかげで利用者の返済額が多すぎるという問題が勃発したのです。

グレーゾーン金利問題をおさらい

グレーゾーン金利について簡単に触れておきたいと思いますが、グレーゾーン金利とは利息制限法と出資法の上限金利が違った為に、消費者が利息を過払いしてしまうという結果になりました。今ではグレーゾーン金利がなくなり、両方の法律の上限金利が２０．０％となっていますから、過払い問題が発生することはなくなりました。

しかし、グレーゾーン金利が無くなったのは比較的最近の話。ですから、長年キャッシングを利用している人は過払いの可能性があるということです。

問題を事前に防ぐために利用明細書を取っておこう

今では過払い金が発生することは基本的にないとは言え、お金の貸し借りに関する問題はとてもシビア。自分が借りた金額がいくらか、返済したのはいくらか、しっかりと証明できるものが証拠として必要でしょう。キャッシング会社は以前より品質が改善されましたし、問題はありませんが、万が一のことはあり得るわけです。

ですから、キャッシングをしたら必ず利用明細書を取っておくことにしましょう。しかし、明細書などを含むドキュメント等が紙面で送付されることはほとんどなくなりました。しかしWEB上の会員ページには記録が残っているでしょうし、銀行引き落としならWEB上に取引明細が記録されているはずです。

それらをプリントアウトなりして保存しておくのがベストです。そうすれば、事前に問題発生を防げるはずですよ。日本人の多くは安全はタダで買えると思っているようですが、今は安全は自分で獲得するものです。

取引明細書が意外にも役に立つときが来るかもしれませんから、過払い金といった問題が今は無いとはいえしっかりと自分のキャッシングライフを保護しておきたいものです。