キャッシング審査がある理由とは

消費者金融会社、銀行、信販会社など、どこの金融会社でキャッシングやカードローン会社で申込を行なっても、必ずあるのが審査。審査で何をチェックするかはご存知かもしれませんが、審査がある理由ってなぜだかわかりますか？

どの金融機関でキャッシングするにしても審査がある当然の理由

審査で申込人の返済能力を確認するのはご存知かもしれませんが、返済能力をチェックするのは当然なのです。キャッシングの道理を考えればすぐに分かることですが、キャッシング会社はお金を貸し、利息を付けて返済してもらうことで成り立つビジネスです。

例えばですが、利用者が５０万円を金利１０％で借りて半年後に返す金額は約２万５千円。この２万５千円がキャッシング会社にとって純利益となります。キャッシング会社にとっての貸付額５０万円は投資金であり、２万５千円は配当金みたいなものです。

しかし、利用者が借りた５０万円と利息を返済できなかったとしたら、キャッシング会社にとっては大ダメージ。利益が上がらないどころか大きな損失を被ることになるわけですよね。ですから、キャッシング審査があるのです。審査を行なうことで、申込人の返済可能性の確率をきっちり見極めるというわけですね。

投資家になったつもりで考えてみる

あなたがキャッシング会社の人間だったら・・・と考えてみましょう。あなたは軍資金１００万円を保有しています。AさんとBさんとCさんの３人が１００万円貸して欲しいと言っています。金利は固定の１５．０％。つまり貸付期間と金利１５．０％に応じた利息があなたの利益となります。

しかし、A、B、Cさんそれぞれの職業や収入、年齢、過去の借入状況が異なります。あなたはどの人にお金を貸したら確実に１００万＋利息１５万円（１年間貸した場合）が返ってくるかどのように調べますか？

収入が安定しているならそれだけ返済の確率が高いと判断できませんか？若いのにキャッシングで１００万円借りたいなんて、ちょっと怪しいと思いませんか？Aさんは過去に７回キャッシングを行ない、そのうち３回は返済遅延となっていますが、Aさんに１００万円を貸したいと思いますか？３０歳のBさんは現在２００万円の借金がありますが、さらに１００万円を貸して返済の可能性は高いと思いますか？

そう、返済してもらう側に立って考えるとよく分かりますよね。キャッシング会社はいわば投資を行なっているわけです。利益を得るために誰に貸したら確かか、よく考える。それがキャッシング審査なのです。キャッシング審査があるのは当然ですよね。